夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

福島原発事故の避難者集計に、県発表と市町村の集計が3万人以上の差

1月31日の東北地域の有力紙「河北新報」のONLINE NEWSが

3.11東日本大震災原発事故による避難者の数が、福島県が現在

約3万6千人としているのに対し、県内の各自治体が避難者とする

総数は少なくとも6万7千人超に上がり、3万人以上の開きがある

ことが共同通信の取材で分かったことを報じました。

 

福島県外への避難者数について、県は昨年12月現在で約2万9千人

としていますが、この数字は総務省が稼働させている「全国避難者

情報システム」による、都道府県からの報告を反映させているそうです。

総務省のシステムは避難者が任意で避難を届ける仕組みで、実地を

反映していないとされています。

一方、市長村側が「県外避難」と答えた合計は約2万4千人で、その差

は約5千人でした。

福島県内への避難者数を比べると、県の公表数が約7200人に対し、

市町村合計は4万2千人を超えているそうなので、この差が大きいですね。

福島県は県内避難者の中で、仮設住宅を出て災害公営住宅に入った人などは

集計から除外していることに対し、市町村側の集計や考えは様々で、震災時に

住民登録していた人を現在も「避難者」としており、災害公営住宅など

移っても「元の場所に戻れたわけではないので、避難が継続」と判断して

いる市町村が多く「大きな差」が出る理由なんですね。

 

ことほどさように、国や福島県、市町村にによる集計手法は直後からばらばらで

避難者の動きを統一して把握できていないということです。このような

状況で、本当に困っている人に適切な支援の手が行き届くのでしょうか?

もうすぐ、3.11は12年目に突入するんですよ。

このような状況を知ると、「自衛隊」を「防災平和省」に改編して

情報を一元化する必要を思う私なのでした。

 

話は違うけど、昨日午後から本日朝まで、またネットに接続しない

状況になってしまいました。なにをやってもダメなので、またモデムの

電源コードを抜いて、しばらくしてまた差したらネットに接続したので、

このブログを書いています。WiFi環境なのか、モデムのせいなのか、

その他の原因なのかが分かりません。パソコンとスマホがないと、なにも

出来ない生活になっていることを、改めて感じています。