市民団体の「はだの・平和都市宣言に集う会」と、秦野市
文化振興課が共催して、設立以来32年間映画上映会、講演会、
平和展示会などの活動を続けている「はだの・平和フォーラム」
主催の映画上映会が文化会館小ホールで開催されたので
参加してきました。
午前中は日本国憲法の原案に「男女平等」の条文を入れたことで
歴史を描いた93分のドキュメンタリー。午後は日本陸軍の暗部
日本のCIAといえる工作機関、における「偽札」「毒ガス」「米大陸
に飛ばした風船爆弾」「殺人光線」「スパイ育成」等々の、諜報、
防諜、謀略、宣伝的行為、兵器の発案等の秘密業務を担当して、
一時は1000名に及ぶ機関であり「陸軍登戸研究所」の秘密業務
の一端を当時所属していた所員を訪問し、「貴重な証言」を
記録したドキュメンタリーで3時間の長編です。
お昼休みには、午前の部を見た人の帰りがけ、そして午後の部
を観る来場者狙いで5人で「給食無償化を求める署名活動
を実施しましたが、思いのほか来場者が少なく26筆に留まり
ました。
上映された2本は、とても「観がい」のある作品で、後世の
ための記録としてこれからの「若者」が成長する時期に
教育の一環として見せて欲しいものでした。
上映後に、「陸軍登戸研究所」のプロデューサー・監督・編集
を務めた楠山忠之さんの「お話」も聞くこともできました。
2本を見て最も感じたことは「戦争を放棄した憲法九条」
という理想を達成するために何の努力をしないばかりか、
実態として、九条をガタガタにぶち壊した自民党政権および
それを支持してしまった有権者、そして追随して国民を
洗脳した大メデイアにいまさらながらの「怒り」を覚えました。
写真は終了後に話をしてくれた、「楠山忠之」監督です。
☆動画 映画「陸軍登戸研究所」予告編